近代日本精神医療史研究会

Society for Research on the History of Psychiatry in Modern Japan
京都での「私宅監置と日本の精神医療史」展

来る2017年3月22日から31日まで、京都で「精神医療ミュージアム移動展示プロジェクト 8」として「私宅監置と日本の精神医療史」展を開催します。

2014年11月のソウルでの第1回目からはじまって、足かけ4年の移動展示プロジェクトでした。

とても多くの方々からのサポートがあって、続けることができました。

この場をかりてお礼申し上げます。

展示内容については、今回がひとつの区切りと考えています。

会場である「ひと・まち交流館 京都」は、京都駅や東本願寺からも近いところにあります。

春の京都観光などのついでに、是非お立ち寄りください。

 

開催要領

 

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精神医療ミュージアム移動展示プロジェクト 8
私宅監置と日本の精神医療史

 

会期
2017年3月22日(水)〜31日(金) いずれも午前10時から午後4時まで。

 

会場
ひと・まち交流館 京都  1F 作品展示コーナー

〒600-8127 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1

 

アクセス
市バス 4, 17, 205 系統 「河原町正面」下車

京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分

地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分
 

ギャラリートーク

3月25日(土)、26日(日)、31日(金)の午前11時および午後2時から、担当者が展示の解説をします。

 

主催 近代日本精神医療史研究会(代表 橋本明 愛知県立大学) 入場は無料です。

 

なお、以下のチラシ(pdf ファイル)はここからダウンロードできます。

表示されたURLをクリックして、案内にしたがってください。

 

| 挑戦的萌芽研究 | 15:48 | comments(0) | - | pookmark |
ボーダレス・アートミュージアム NO-MA を訪ねて

滋賀県の近江八幡にあるボーダレス・アートミュージアム NO-MA に行った。

このブログでは、これまでもアウトサイダー・アート/アール・ブリュット関連の記事をいくつか書いてきた。

だが、国内のミュージアムの話は、はじめてだと思う。

NO-MA はこの種のミュージアムの「草分け」のような存在だから、この領域の関係者でなくとも知る人も多いだろう。

なので、その成り立ちなどはあえて述べない。

詳細は上記のリンクを参照していただきたい。

 

(雪が舞う NO-MA の入口付近)

 

NO-MA に行くことになったのは、勤務先大学の関西方面への「学科旅行」のプログラムに組み入れられていたからである。

1台の貸し切りバスに学生と教員が乗って移動するのだが、乗り切れない教員は鉄道で現地に向かうことになった。

私はその「はみ出し組」の1人なのである。

名古屋から新幹線に乗り、米原で降り、在来線に乗り換えた。

あたりは一面の雪景色。

近江八幡駅を出たところで同僚2人と待ち合わせて、タクシーで NO-MA に行く予定だった。

ところが、私は米原で乗り換えるべき列車を間違えて、反対方向の近江塩津行きに乗り、終点まで気がつかなかった。

近江八幡方面にもどる列車は1時間に1本しかなく、集合時間に大幅に遅れるという失態。

NO-MA に着いたときには、学生も教員も次の移動先に向かうバスに乗り込む直前だった。

おかげで、ほとんど1人で見学することができた。

 

(NO-MA の建物)

 

展示スペースは、1階、2階、そして少し離れた土蔵である。

とてもコンパクトなスペースだが、和風の建物が心地よい。

受付の近くに並べられていた保坂健二朗監修『アール・ブリュット アート 日本』(平凡社、2013年)を買ったら、おまけで NO-MA が所蔵する作品のカード・セットをもらった。

ラッキーである。

 

(NO-MA の由来)

| フリートーク | 14:24 | comments(0) | - | pookmark |
岡山での私宅監置写真展および精神医療史ミニ探訪

1月8日(日)から2月12日(日)までカイロス(〒700-0022 岡山市北区岩田町5-7)の2階の「精神資料室」で、私宅監置写真を展示している(ただし火曜・水曜はお休み)。

1月7日にセットアップのために岡山に行き、同日午後に同会場で行われたカイロス主催の「精神医療今昔放談会」(2カ月に1回開催、出演:大森文太郎氏 [万成病院名誉院長]、山本昌知氏 [元・こらーる岡山院長]、司会:阪井ひとみ氏)に先立って、パワーポイントを使って私宅監置展示写真の解説をした。

この解説(with PowerPoint)は、最終日の2月12日の午後1時からも行う。

もし岡山駅周辺に来られることがあれば、カイロスまで足を運んでいただければ幸いである。

 

(「精神医療今昔放談会」でのパワポ)

 

(カイロス2階の「精神資料室」)

 

なお、来る3月下旬に、今度は京都で「私宅監置と日本の精神医療史」展を開催する予定である。

いずれこのブログで詳細をお知らせしたい。

 

ところで、今回岡山に来たついでに、同地周辺の気になる場所を訪ねることにした。

1931(昭和6)年5月20日現在の内務省衛生局の『精神病者収容施設調』には、岡山県の精神病に関わる「神社瀑布等ノ保養所」として、吉岡稲荷(赤磐郡竹枝村)が挙げられている。

「竹枝村」は、現在の岡山市北区建部町の大田地区だという。

これまでの調査で、吉岡稲荷そのものは特定できていないが、大田にある天降布勢神社、天津神社、日吉神社という3つの神社になにか手がかりがないかと考えた。

これらの神社は、国道484号線に沿う感じで、不思議なくらい近接して建っている。

 

翌朝、岡山駅から7時発の津山線に乗る。

小雨模様で、あたりはまだ暗い。

およそ40分で最寄の福渡駅に到着。

ここもカイロスと同じ、岡山市北区に属している。

岡山市はとんでもなく広いようだ。

 

(JR津山線・福渡駅)

 

最寄と言っても、神社までは6kmくらいある。

これくらいなら歩けるが、昼前までに岡山にもどらねばならない。

津山線の列車も1時間に1本くらいしかないので、あまり時間的な余裕がない。

少なくとも、往路はタクシーで行くことにした。

タクシーの運転手は「神社めぐりですか?まあ、そういうお客さんは、結構いますよ」と言うので、まあ、神社めぐりということにしておいた。

距離的には一番遠い、天降布勢神社のあたりで降ろしてもらった。

1,620円。

鳥居をくぐって、参道を進み、社殿が見えてきたと思ったら、低い柵が前途を阻む。

どうやら立ち入り禁止らしい。

 

(天降布勢神社)

 

次いで、集落の細い道を行き、天津神社に到達。

ここはちゃんと整備されており、神社としての「現役」感があった。

 

(天津神社周辺。鳥居の向こうに国道484号線。)

 

(天津神社)

 

さらに集落を抜けて、日吉神社へ。

急階段を登っていくと、途中に動物よけ(?)の電線があって、行く手をさえぎる。

ここも、進入禁止か。

 

(日吉神社の参道)

 

結局、吉岡稲荷の手がかりは見つからなかった。

もう少し文献学的調査が必要であろうし、時間があったら近隣住民に「聞き込み」もしたらいいのだが、それもできなかった。

次回以降の課題としたい。

それにしても、小雨のせいか、休日の朝のせいか、誰ひとり歩いている人に出会わなかった。

 

復路は福渡駅まで歩くことにした。

1時間くらいで着くだろう。

 

(福渡駅に向かう途中の建部トンネル。長さ580mくらい。)

 

写真を撮りつつ、スタスタ歩いたら、予定よりだいぶ早く駅に着き、9時半くらいの岡山行きの列車に乗ることができた。

2両編成の車内は結構混んでいた。

 

(ふたたび福渡駅にもどった。)

| 挑戦的萌芽研究 | 09:59 | comments(0) | - | pookmark |
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