近代日本精神医療史研究会

Society for Research on the History of Psychiatry in Modern Japan
挑戦的萌芽研究

このたび2011年度の日本学術振興会科学研究費補助金の交付内定がありました。
当研究会のメンバーを中心にした共同研究プロジェクト、挑戦的萌芽研究「わが国の近代精神医療史資料の保存と利用に関する基盤整備」が採択されました。

このプロジェクトが最終的に目指しているのは、「精神医療史資料館・博物館」の設立です。
夢のような話に見えるかもしれません。
しかし、精神医療に関する歴史的な資料の散逸や廃棄を目の当たりにしてきた経験から、「博物館構想でも立ち上げるか」という気になりました。

このプロジェクトの期間中に、直ちに博物館をつくることはできないでしょうが、そのための準備作業をしようということです。
「こんな研究に補助金を出せるものなら出してみろ」という、まさに「挑戦的」な気持ちで申請書を書きました。
採択してくれた審査員の度量を感じた次第です。

このブログで、研究プロジェクトの進行状況を順次報告していく予定です。

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