2008.03.20 Thursday
東京での研究会(2007年1月)
それまで研究会で巡ってきた場所との比較という点では、東京ほど魅力がなく、使えないところはない。世間の価値観とはまるで逆になるのがおもしろい。それでも、重要かつ歴史的な場所はある。第一に挙げるとしたら、東京都立松沢病院である。わが国の精神科病院、いや、精神医療の歴史そのものと言えるかもしれない。この病院内にある「将軍池」と「加藤山」の有名なエピソードはご存知だろうか。コンパクトな解説が敷地内の看板(写真)に書かれている。
高尾山もおもしろい。ここも呉秀三・樫田五郎の論文(1918年)で紹介され、その後も何人かの研究者が当地の精神病治療の記事を書いている。2007年の年明け早々、しかも土砂降りのなか、高尾山の登山道を歩き回った。地元の人の「危ないよ」という警告を無視して。やっと琵琶滝(写真)にたどりついた。滝の水勢はかなり強く、水量も多い。白装束の人が修行をしているようだった。周囲にはどことなく緊迫した空気がただよっていた。
高尾山もおもしろい。ここも呉秀三・樫田五郎の論文(1918年)で紹介され、その後も何人かの研究者が当地の精神病治療の記事を書いている。2007年の年明け早々、しかも土砂降りのなか、高尾山の登山道を歩き回った。地元の人の「危ないよ」という警告を無視して。やっと琵琶滝(写真)にたどりついた。滝の水勢はかなり強く、水量も多い。白装束の人が修行をしているようだった。周囲にはどことなく緊迫した空気がただよっていた。