近代日本精神医療史研究会

Society for Research on the History of Psychiatry in Modern Japan
呉秀三・樫田五郎の私宅監置論文(1918年)から100年目の記念イベント

来る2018年3月3日(土)、有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)で、「メンタルヘルスの集い(第32回日本精神保健会議)“二重の不幸”から100年 〜わが国の精神医療がたどった道とこれから〜」が行われる。

同時に、有楽町マリオン11Fの朝日スクエアAで、展示会「精神病者私宅監置と日本の精神医療史」も開催される。

日本精神衛生会の行事予定のサイトでも見られるが、プログラムは以下のとおり。

 

プログラム


午前の部(10:00〜12:00)

 

・主催者挨拶

・来賓挨拶


・映画 夜明け前―呉秀三と無名の精神障害者の100年―(予告編上映)

 

・対談 日本の精神科医療における呉秀三先生の業績
  岡田靖雄 青柿舎(精神科医療史資料室)
  橋本 明 愛知県立大学教育福祉学部教授

  紹介 広瀬徹也 公益財団法人日本精神衛生会監事

 

午後の部(13:15〜16:00)
 
・フォーラム

 “二重の不幸”から100年 〜わが国の精神医療がたどった道とこれから〜

 

シンポジスト

 樋口輝彦 国立精神・神経医療研究センター名誉理事 日本うつ病センター理事長

 山本輝之 成城大学法学部教授

 田中秀一 読売新聞東京本社調査研究本部主任研究員

 山本深雪 認定NPO法人大阪精神医療人権センター副代表

 柏木一惠 公益社団法人日本精神保健福祉士協会会長
指定討論

 平川淳一 一般社団法人東京精神科病院協会会長

 本條義和 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会理事長
コーディネーター

 夏苅郁子 やきつべの径診療所

 藤井克徳 日本障害者協議会代表
総合司会

 池田真理 東京女子医科大学教授


展示会(9:30〜18:00 朝日スクエアA)
精神病者私宅監置と日本の精神医療史

 

以上

| おしらせ | 10:27 | comments(0) | - | pookmark |
第21回日本精神医学史学会プログラム

以下の会期・会場で開催される日本精神医学史学会のプログラムが、学会HPにアップされた。

それをコピペして、お知らせしたい。

 

会期:2017年11月11日(土)〜 11月12日(日)
会場:自治医科大学医学部教育・研究棟講堂
   〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1

 


プログラム1日目(11 月11 日 土曜日)


■ 8:55 〜9:00 大会長挨拶

 

■ 9:00 〜 10:00 一般演題セッションA
座 長:大 前 晋(虎の門病院)
A−1 Kleine-Levin 症候群、前思春期周期性精神病、若年周期精神病の近接性について
黒 鳥 偉 作、阿 部 隆 明
(自治医科大学精神医学教室、自治医科大学とちぎ子ども医療センター)
A−2 Schneider K はJaspers K の『Allgemeine Psychopathologie』をどう読んだか
工 藤 弘 毅(東京歯科大学市川総合病院精神科、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室)
古 茶 大 樹(聖マリアンナ医科大学神経精神科学講座)
A−3 ウジェーヌ・ミンコフスキーの同調性概念の射程季;〔餌伽鎖整絣悗蛤本的経験論
佐 藤 愛(立命館大学 言語教育センター)


■ 10:05 〜 11:05 一般演題セッションB
座 長:須 田 史 朗(自治医科大学)
B−1 入院医療費支払区分別精神科特殊治療の比較
──国立武蔵療養所診療録・1956 年『在院精神障害者実態調査』個票を利用して──
後 藤 基 行(慶應義塾大学(PD)、国立精神・神経医療研究センター)
B−2 心理療法における心的イメージとしての「マンダラ」(3)
若 山 須賀子(児玉教育研究所 心理療法センター)
B−3 精神障害者の語りから、精神科における「身体療法」の意味を考える
永 井 義 雄(大阪府立大学現代社会システム科学研究科客員研究員)

 

■ 11:10 〜 12:10 一般演題セッションC
座 長:鈴 木 國 文(松蔭病院、名古屋大学名誉教授)
C−1 英国の「内科全書」(1868) におけるモーズリーによる精神病(インサニティ)
解説について
山 岸 洋(北野病院)
C−2 ミッシェル・フーコーのフィリップ・ピネル批判を巡って(検
高 橋 豊(中央大学)
C−3 J.Grasset(1849 〜 1918)の業績について( その )
小 泉 明(港北病院)

 

■ 12:10 〜 13:20 昼休み

 

■ 13:20 〜 14:20 会長講演
座 長:加 藤 敏(小山富士見台病院、自治医科大学名誉教授)
小児精神医学の先駆者たち── H. Emminghaus とP. Moreau de Tours
阿 部 隆 明(自治医科大学とちぎ子ども医療センター)

 

■ 14:25 〜 15:25 一般演題セッションD
座 長:内 海 健(東京藝術大学)
D−1 Hans Berger 脳波の100 年 ──その浮沈の歴史──
細 川 清(香川医科大学名誉教授、原尾島クリニック)
D−2 用語「精神医学」をめぐって
影 山 任 佐(郡山精神医療研究所顧問(東京工業大学名誉教授、昭和女子大学客員教授))
D−3 ホッヘ、A による『早発痴呆論』
松 下 正 明(東京大学名誉教授)

 

■ 15:30 〜 18:00 シンポジウム 「精神分析運動の歴史」
座 長 松 本 卓 也(京都大学大学院人間・環境学研究科)
S機檻 精神分析運動と女性性の問い
上 尾 真 道(滋賀県立大学非常勤講師)
S機檻 トゥルケ報告、および精神分析運動におけるラカンの位置
ニコラ・タジャン(国立精神神経医療研究センター 成人精神保健研究部)
S機檻 日本の精神分析運動について
西 見奈子(白亜オフィス)
S機檻 ソビエト・ロシアの精神分析
国 分 充(東京学芸大学)

 

■ 18:10 〜 20:10 懇親会 

 


プログラム2日目(11 月12 日 日曜日)


■ 9:00 〜 10:00 一般演題セッションE
座 長:北 垣 徹(西南学院大学)
E−1 「インパール作戦・敵前撤退命令を下した佐藤幸徳司令官への上層部の対応」の考察・・
精神鑑定命令時点における本人の手記を読み解く。
栗 本 藤 基(医療法人藤樹会 滋賀里病院)
E−2 フランス植民地医療におけるブリダ精神病院の位置
20 世紀中葉アルジェ精神医学派の展開を中心に
松 本 智 憲、松 本 卓 也(京都大学大学院人間・環境学研究科)
E−3 英領ナイジェリアにおけるアサイラムと曖昧な植民地主義
落 合 雄 彦(龍谷大学法学部)


■ 10:05 〜 11:05 一般演題セッションF
座 長:生 田 孝(聖隷浜松病院)
F−1 ジャック・ラカンの身体論の変遷──鏡像段階の生成からイメージなき身体へ──
山 雅 広(京都大学大学院人間・環境学研究科)
F−2 フロイトにおける言語への注目の成立とその展開
山 田 修 平、松 本 卓 也(京都大学大学院人間・環境学研究科)
F−3 ベルリン精神分析インスティテュート──その繁栄と実態──
藤 井 あゆみ(大阪大学CO デザインセンター)


■ 11:10 〜 12:10 特別講演
座 長:阿 部 隆 明(自治医科大学とちぎ子ども医療センター)
統計の考え方と日本の文化
永 井 良 三(自治医科大学学長)


■ 12:10 〜 13:10 昼休み


■ 13:10 〜 13:40 総会


■ 13:40 〜 14:40 一般演題セッションG
座 長:古 茶 大 樹(聖マリアンナ医科大学)
G−1 日本の子育てをめぐる問題への対応についての歴史(4)
──平安時代(世俗文献から)──
中 山 浩(川崎市こども家庭センター 児童精神科)
G−2 沖縄精神医療史研究の再検討 公文書にみる精神病者
橋 本 明(愛知県立大学)
G−3 私宅監置論文発表100 年記念をまえに
岡 田 靖 雄(青柿舎(精神科医療史資料室))


■ 14:45 〜 17:15 シンポジウム 「精神医学と優生思想」
座 長:鈴 木 晃 仁(慶應義塾大学)
S供檻 優生学──ユートピアから絶滅へ──
中 谷 陽 二(筑波大学名誉教授、クボタクリニック)
S供檻 精神医学史の中の優生学史
小 俣 和一郎(精神科医・精神医学史家)
S供檻 優生学史と精神医学史
市野川 容 孝(東京大学)
S供檻 文化精神医学史と優生学
大 塚 公一郎( 自治医科大学)

 


以上

| おしらせ | 18:54 | comments(0) | - | pookmark |
新刊 "Zentrum und Peripherie in der Geschichte der Psychiatrie"

宣伝をひとつ。

自分も論文を寄せている本が、今日やっと手元に届いた。

2012年6月にドイツ南部の小都市ツヴィーファルテン(Zwiefalten)で開かれた研究会 ”Zentrum und Peripherie in der Geschichte der Psychiatrie (精神医学史における中心と周縁)” での演題をまとめた、ドイツ語と英語の混交論文集である。

研究会から5年以上が経過。

出版までの道のりは、ずいぶん長かった。

これをまとめあげた Thomas Müller に感謝。

 

以下がその表紙および目次である。

 

 

Thomas Müller (Hg.)

Zentrum und Peripherie in der Geschichte der Psychiatrie: Regionale, nationale und internationale Perspektiven
Franz Steiner Verlag, Stuttgart (2017)
 


Sektion I:
Zentren und Peripherien in der regionalen Geschichte der Psychiatrie.
Der deutsche Südwesten

 

Julia Grauer
Eine private Irrenpflegeanstalt in Württemberg, 1843-1891

 

Uta Kanis-Seyfried
Zum Verhältnis von Heimat und Ferne, Fremdem und Eigenem
Aspekte zeitgeschichtlicher Wechselbeziehungen in der Württembergischen Anstaltszeitung "Schallwellen", 1897-1936

 

Livia Prüll
Zentrum und Peripherie in der Badischen Psychiatrie
Zur Geschichte der Klinik in Freiburg und Emmendingen, ca. 1850 bis 1945

 

Sebastian Kessler
Die Heil- und Pflegeanstalt Günzburg während der Großen Depression
Psychiatrie und Stadt-Land-Beziehung in Zeiten der sozioökonomischen Krise

 


Sektion II:
Zentren und Peripherien in der regionalen Geschichte der Psychiatrie.
Norddeutsche Perspektiven

 

Heiner Fangerau
Scope for action at the psychiatric periphery around World War I
A public sanatorium for 'nervous diseases' in the Province of Hanover

 

Monika Ankele
Eine Chronik der Linie
Über die Annäherung von Zentrum und Peripherie am Beispiel der Krankenanstalt Langenhorn bei Hamburg

 

Stefan Wulf
Wahnsinn zwischen kolonialer Peripherie und europäischer Metropole
Patienten aus den deutschen "Schutzgebieten" Afrikas in der Hamburger Irrenanstalt Friedrichsberg, 1900-1915

 


Sektion III:
Psychiatriegeschichte jenseits der Nation und des europäischen Kontinents

 

Waltraud Ernst
Centres and Peripheries in the Periphery
Medicine and Psychiatry in British India, c. 1920-1940

 

Akira Hashimoto
Japanische Psychiater "zwischen" den akademischen Zentren der Psychiatrie der westlichen Hemisphäre
Uchimura Yushi (1897-1980) und seine Zeitgenossen

 

Akihito Suzuki
Psychiatric Surveys and Eugenics in the Family and Community in Japan, 1935-1945

 


Sektion IV:
Psychiatriegeschichte erforschen und erklären.
Museologische Ansätze und Public History jenseits akademischer Printmedien

 

Celia Di Pauli, Lisa Noggler, Eric Sidoroff
Die mitgenommene Geschichte oder Im Zentrum: die Peripherie
Zur Rezeption der bilingualen Ausstellung "Ich lasse mich nicht länger für einen Narren halten. Zur Geschichte der Psychiatrie in Tirol, Südtirol und dem Trentino"

 

Thomas Müller
Zentrum und Peripherie aus der Perspektive medizinhistorischer Forschung
Das Beispiel der Psychiatrie im Nationalsozialismus

 

以上。

| おしらせ | 22:30 | comments(0) | - | pookmark |
本日より大阪人権博物館で「精神医療の歴史と私宅監置」展開催

すでに以前のブログで紹介した、「歴史解説と写真展 精神医療の歴史と私宅監置 ―過去との対話から、現在と未来へのメッセージ―」が、大阪人権博物館(大阪市浪速区浪速西3-6-36)で本日からはじまる。

アクセスや開催日、開催時間については、当館のホームページを参照。

「レクチャー&ギャラリートーク」が、2017年9月16日(土)および10月7日(土)いずれも午後1時30分から行われる。

 

(大阪人権博物館)

 

下の写真は、開催に先立つ9月2日に会場で準備作業を行っているときのもの。

5人がかりで取り組んだおかげか、2時間くらいで作業を終えることができたのは幸いだった。

 

(大阪人権博物館での準備作業)

 

ところで、来館の際には、大阪人権博物館の成り立ちともゆかりが深い、近隣の「史跡」などにも注目されたい。

下の写真は、「太鼓屋又兵衛屋敷跡」に立つ碑である。

 

(太鼓屋又兵衛屋敷跡)

 

この屋敷跡に掲げられた説明文には、以下のようなことが書かれている。

太鼓屋兵衛は江戸時代を通じ、太鼓の全国ブランドとして知られていた。
1616年、大坂城の時太鼓を作った渡辺村の平八が、その功労によって「太鼓屋」の屋号を許された。
「太鼓屋又兵衛」という名は、少なくとも17世紀後半に登場。
1800年前後に活躍した太鼓屋又兵衛は、皮革の商いにも稀な才覚を発揮し、皮革問屋としての地位を築く。
幕末に活躍した又兵衛は、九州の小倉で生まれ、1837年に大坂・渡辺村へ養子に入り、1842年に太鼓屋又兵衛を襲名。

この人は温厚・実直で商才もあり「太鼓屋又兵衛」の名をさらに広めた。
太鼓屋又兵衛は、1858年に鳥取城の時太鼓をつくった。

現在、この太鼓は、島根県の美保神社にあり、重要文化財に指定されているという。
碑が立っている場所は、まさに太鼓屋又兵衛の屋敷があった場所である。

 

これ以外にも、この地域と太鼓との関係の深さを示すものがあちこちに見られる。

 

(最寄の「浪速西3丁目」のバス停)

| おしらせ | 08:28 | comments(0) | - | pookmark |
リバティおおさか(大阪人権博物館)での「精神医療の歴史と私宅監置」展

来年(2018年)は、呉秀三・樫田五郎の論文「精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察」が出されて100周年である。

その前年の企画として、2017年9月6日(水)〜1017年10月7日(土)に、大阪人権博物館(大阪市浪速区浪速西3-6-36)で、「歴史解説と写真展 精神医療の歴史と私宅監置 ―過去との対話から、現在と未来へのメッセージ―」が開催される。

 

詳細は、当館のホームページを参照。

とくに、開催時間および休館日に注意。

 

なお、「レクチャー&ギャラリートーク」が以下の要領で行われる。
日時:2017年9月16日(土)および10月7日(土)いずれも午後1時30分から
司会:モリコさん(エンパワメントスペース大阪)
解説:橋本 明(愛知県立大学)

 

(展示のチラシ・おもて)

| おしらせ | 22:44 | comments(0) | - | pookmark |
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
CATEGORIES
502
ARCHIVES
RECENT COMMENT
LINKS
PROFILE